愛犬との暮らしをもっと豊かに楽しくするために

ホーム > WOOFWOOFマガジン > らぶ(love) > 【woof woof dog life interview】パンツェッタ貴久子 このコたちとの生活が楽しくてたまらない!

 

ナーパは6歳。べべは4歳半。どちらもメスです。元々イタリアにいた時、結婚前にジローさん(ジローラモさん)からプレゼントされた犬を飼っていたのですが、その犬は日本に来てから亡くなってしまったんです。それで、ジローさんが「またイタリアの犬を飼おう」と言って、ナーパが家族の一員になりました。その1年後、アレルギーがあって健康面が心配だったナーパの遊び相手になればと思い、イタリアからべべを連れてきました。
 べべが来る前のナーパは、イタズラ好きではあったけど、もともと大人しいコでした。べべがいない時は、私の前ではしゃぐんですけど、ベベと一緒のときは、落ち着いてべべの行動を見張るお姉さんになる。べべが他の犬とじゃれ合ったりするとすごく怒るんですよ(笑)。
 2頭はいつも一緒でとっても仲良しだけど、ナーパはお姉さんの意識が高いんでしょうね。
 まだまだ子どもの一面があるけど、ナーパもべベも出産を経験しています。べべが6頭の子犬を産んだときは大変でしたよ。子どもたちは3ヵ月で体重15?まで育ち、しかもみんなヤンチャ。家中がめちゃめちゃになって、庭の草も全部取られちゃいました(笑)。


 日本とイタリアでは犬に対する社会の姿勢が全く違いますね。イタリアでは犬も電車やバス、船などの公共の乗り物に乗れるんです。野良犬が1頭で、電車に乗ってくることもしばしば(笑)。そのせいか、イタリアの人は犬が目の前にいても「かわいい?」という感じで寄っていきません。混んでいる電車の中でも誰も犬に触らないので、神経質なコも安心してどこにでも行けました。
 以前飼っていた犬はとても怖がりで、知らない人には歯を見せて威嚇するようなコでした。珍しい犬種のせいもあってか、日本では歩いているだけでよく声をかけられるので、いつも歯を剥き出していました……。「知らない人が常に声をかけてくる」という状況は、犬にとっては必ずしも喜ばしいことではないのかもしれませんね。犬が好きであれば、犬にも気遣いをしていく…そんな姿勢も大切な気がします。人がむやみに関わってこないから、問題も起きようがない、そしてそういうのも、「一つの関わり方」なんだと思います。
 ナーパとべべには、以前飼っていた犬への気持ちが、そのまま受け継がれています。いつも私の後についてくる2頭は、私にとってかけがえのない存在です。これからも元気で長生きしてほしい、いつまでも一緒に楽しく暮らしていきたいと思っています。

1960年生まれ。東京都出身。多摩美術大学日本画科卒業。86年渡伊、フィレンツェ ロレンツォ・ディ・メディチ語学学校、ナポリ国立カポディモンテ磁器学校で学ぶ。88年パンツェッタ・ジローラモ氏との結婚を機に帰国。現在、イタリア家庭料理教室「ラ・ターヴォラ・ディ・タータ」主宰。「パンツェッタさんちのナポリ定食」(NHK出版)他、料理集、訳集も多数執筆。
公式サイト kikkos.net
http://www.kikkos.net/
株式会社ホリプロ
http://www.horipro.co.jp/